なんだかんだ
復活しては消え
消えては復活し
そんな繰り返しで
かわいそうなこのblog。
別に不特定多数の人間に向けてつたえたいことなんて
本当はなんにもないんだってことだよね。
mixiで慣れあってれば十分ってことなんだな。
ネットでなんだかんだ言い続けて早幾年、
なんともはや。
とりあえずここは
読んだ本の記録として活用することに決まりました。
メモ帳ですわ。
恒川光太郎の「夜市」を読みました。
発売されたときにも買おうかとおもったんだけど
ハードカバー禁止令を出していた私は(貧乏だから)
あの薄さにやめました。
でも本屋に寄ったらとても読みたい気分に襲われ購入。
日本ホラー小説大賞を受賞しデビューとなった作品。
前半はどこかで読んだような話。
この世のものではないやつらが
この世のものではないものを売り
この世のものではないやつらが
もしくは入り込んだ人間がそれを買う
この世のものではない夜市。
百鬼夜行抄とかHOLICみたいな世界観
(対価がとても大きいところなんかがHOLICぽいね)。
試験も学校もないけど運動会はやってる妖怪達ってかんじ(違う)
ファンタジー、ですな。日本風の。
まあそんな市場のお話は
新鮮でも斬新でもないとおもわせるのだけど
途中の衝撃をきっかけに
一気に世界は逆転する。
高橋克彦氏の選評を引用させていただくと
「たとえ百人の物書きが居たとしても、後半のこんな展開は絶対に思い付かないだろう。この作品はファンタジーの典型で物語が進む。となるとオチも予測がつき、あとは嘘を現実と思わせる描写や主人公の思いの深さとかで勝負となるわけだが、まるで違っていた」
こういうことだ。
そんな典型的な物語だからこそ
勝手に典型的な展開を読み手は思い描いてしまう。
それはまさしく「新鮮」で「斬新」な
読んだことのない新しい物語。
あえて言うとすれば
林真理子は「無駄がない」と褒めている文章だけど
私は少し物足りないというか
もうちょっと捻った描写があってもいいのかなとおもった。
この前に読んでたのが描写、描写の恩田陸だから
なおさらなんだろうが。
まあそんな彼の文章の色はこれからついていくのだろうし
そんなことはどうでもいいとおもえる構成の素晴らしさがある。
同時収録の「風の古道」も似たような世界観のお話。
どちらもかなしいものがたり
でもバッドエンドではない
むしろ晴れ晴れとした読後感がある。
すうっと染み渡り
青空に消えて行くような
すがすがしくも儚く哀しい物語。
是非長編小説を読んでみたい。
しかし
こういう気持ち凄く分かるわあw
自分で解説文とか書いちゃうの。
雑誌にインタビュー受けたときの受け答えとか考えてんの。
一体誰に何の目的で取材なんか受けるんだって話で。
その前に恩田陸の月の裏側を読んだんだけど
この話は長くなるからいいやw